Conflict
Minerals紛争鉱物
アフリカのコンゴ民主共和国(DRC)及びその近隣周辺地域から産出される鉱物は、サプライチェーンを通じて広く流通し、多くの製品に使用されています。その一部がDRC周辺の武装勢力の資金源となっているとして、紛争鉱物(conflict minerals)問題と呼ばれています。
ナカニシとしては、鉱物が非人道的な行為によって採掘され、武装勢力の活動資源となっている紛争鉱物問題を重大な社会問題の一つと認識し、サプライヤの皆さまと連携し武装勢力の資金源となる「紛争鉱物」の不使用に向けた取り組みを推進しています。ナカニシとしては、次のような方針でこの問題に取り組んでおります。
- 1.ナカニシは、さまざまな機会においてサプライヤの皆様に本件へのナカニシの対応についてご理解を頂くことに努めていきます。
- 2.弊社製品に含有される紛争鉱物(スズ、タンタル、タングステン、金)を管理する仕組みを構築し、懸念がある鉱物の場合には、不使用に向けた取り組みを推進していきます。
- 3.2013年度から本格的にサプライヤの皆様に対して、「EICC/GeSI帳票(紛争鉱物報告・プレート)」を使用した紛争鉱物の使用状況や製錬所情報の本格的な調査を開始しました。
- 4.ナカニシは、米国で成立した「金融規制改革法」(ドッド・フランク法)において紛争鉱物の使用に関するレポートを米国証券取引委員会に提出する義務を負っていません。しかし、企業の社会的責任の一環として紛争鉱物の不使用に向けた取り組みを推進していきます。
今後も責任ある調達活動を実践するために、サプライチェーンの透明性向上を図るとともに、人権侵害を行う武装集団に利することのないように、サプライヤの皆様とともにナカニシ製品からの紛争鉱物排除を目指した取り組みを継続していきます。